“ドコモのホームルーター「home 5G」は月額料金が安く、データ使用量は無制限で使用でき、なおかつ工事不要で使えるとあって人気を集めています。しかしhome 5Gを導入する際にはいくつかの注意点もあります。ここではドコモのホームルーター「home 5G」の注意点についてまとめてみましょう。
【ドコモhome 5Gの注意点とは?】
ドコモhome 5Gの注意点についてまとめてみましょう。
<ドコモの5G対応エリアは限られている>
ドコモのhome 5Gは、5G対応エリアでは5Gに繋がります。しかしそれ以外のエリアではLTEに接続されるのです。そのため通信速度が速く、快適に使用したいという場合にはお住まいの地域が5Gエリアに対応しているかどうかが重要になります。まずは自宅周辺がドコモの5Gエリアに含まれているのかどうかを確認する必要があるでしょう。ドコモが公式に発表しているサービスエリアマップですぐにチェックできます。
なお5Gが利用している電波は通信速度が速い反面、遠くまで届きにくいという特性があります。そのため広範囲を一気にカバーしているわけではなく、まだら状に広がっているでしょう。
現在ドコモでは急ピッチに5Gエリアの拡大が進められているので、数カ月後には対応エリアに入っている…ということも十分にあり得ます。頻繁にサービスエリアマップをチェックすることをおすすめします。
<光回線に比べると速度が遅い>
ホームルーターはモバイル回線を使用してインターネットに接続します。そのため光回線のような固定回線と比べると、どうしても通信速度は劣ってしまうでしょう。
ドコモhome 5Gの実測値は、平均ダウンロード速度が200.86Mbps、平均アップロード速度が22.47Mbpsなのに対して、ドコモ光は平均ダウンロード速度が236.23Mbps、平均アップロード速度が185.39Mbpsとなっています。特にアップロード速度には大きな差が生じることが懸念されるため、動画を配信するような作業の場合には、ドコモhome 5Gは向いていないでしょう。ただし一般的に多用するダウンロードであれば、ドコモhome 5Gでも十分な速度が出ています。光回線に比べると速度は少し遅いものの、普段使いには特に問題ないという認識でいるとよいですね。
<同時接続すると通信が不安的になりやすい>
ドコモhome 5Gでは同時に接続できる「接続可能台数」が決められています。これはドコモhome 5Gだけに限った話ではなく、他社のホームルーターでも決められており、機種スペックによって接続可能台数はまちまちです。
ホームルーターの接続可能台数は以下の通りです。
・ドコモhome 5G:65台
・ソフトバンクエアー:64台
・WiMAX+5G:40台
ご覧の通り、ドコモhome 5Gは現時点で発売されているホームルーターの中で最大の接続可能台数を誇っています。ただこれはあくまでも製品規格上の台数です。Wi-Fi接続を主とするホームルーターに大人数で同時接続すると不安定になってしまうでしょう。基本的にはホームルーターで快適に接続できるのは5~10台前後になります。家族が多い場合など、同時にインターネット接続をする機会が多いご家庭では、ドコモhome 5Gだと通信が不安定になる可能性があります。
<契約した住所でのみ使用できる>
ドコモhome 5Gは片手で持てるほどのコンパクトなホームルーターであり、置き場所に困りません。そのためモバイルルーターのように旅行先やホテル、外出先などに持ち運んで使いたい!と考える人もいるでしょう。しかしホームルーターは移動式通信サービスではありません。そのため設置場所の住所以外では使用することができないのです。
もしも契約した住所以外の場所でドコモhome 5Gを利用してしまうと、ドコモから警告があります。通信停止となり、最悪の場合は強制解約…ということもあるので注意しましょう。どうしても別の場所で使用したい場合には、設置場所住所変更の手続きがおすすめです。この手続きはWEB、電話、ドコモショップの3つの方法があります。”詳しくはこちら