“MOTOROLA g PROの「PRO」についてですが、実は、特にPROの要素を持つスマートフォンというわけではありません。
というのも、MOTOROLA g PROの特徴は「スタイラスペン搭載モデル」となっているだけで、こちらについても今では珍しくない機能だからです。ペンでもそうですが、使いやすさを追求しているスマートフォンメーカーであれば、Samsung、HUAWEI、OPPOなどもMOTOROLAと同様のものを開発しているので、MOTOROLA g PROには唯一無二のスペック、機能があると思わないほうがよいでしょう。
MOTOROLA g PROのその他の特徴ですが、「チップセットにSnapdragon665を搭載」しているモデルで、「AnTuTuベンチマークスコアは18万前後をマークしている」モデルです。MOTOROLA g PROは価格が「35,000円前後」となりますので、今では2万円台で似たような特徴を持つスマートフォンが増えているため、ベンチマークスコアと呼ばれる処理性能についても特別高いわけではありません。
つまりMOTOROLA g PROの評価をまとめると、「PROの要素にこだわりは少なく、同性能のスマートフォンは他社にも存在し、価格についても平均的」という評価になります。なので、コストパフォーマンス抜群のスマートフォンを探している人には、MOTOROLA g PROをオススメすることができません。
MOTOROLA g PROのスペックですが、「OSはAndroid 10、動作環境はSnapdragon665、RAMは4GB、AnTuTuベンチマークスコアは18万、内部ストレージは128GB、外部ストレージ対応で512GB、ディスプレイは6.4インチの解像度2300×1080(FHD+)」となります。ペン機能付きで、ディスプレイのクオリティが高いことを考慮に入れると、MOTOROLA g PROは優秀といえるスマートフォンなのですが、カメラ性能、バッテリー容量を考慮に入れると、より優れたモデルがあるため、これらだけでMOTOROLA g PROを推すことは難しいです。
MOTOROLA g PROのカメラ性能、バッテリー容量ですが、「カメラが背面4800万画素+1600万画素+200万画素の前面1600万画素、バッテリー容量は4,000mAh、サイズは158.55×75.8×9.2mm、重量は192g」です。重量については他のスマートフォンより軽いのですが、バッテリー容量は平均的なので評価することができません。
ただし、国内のスマートフォンと比較した場合、価格、ディスプレイ、バッテリー容量では差があり、MOTOROLA g PROのほうが優れています。国内のスマートフォンでは、MOTOROLA g PROと同等のものが4万円前後で販売されているため注意が必要です。”