世の中で議論を呼んでいる話題について、ゲストに意見を聞く「opinions」。「ティーチ・フォー・ジャパン」代表理事の松田悠介氏に話を聞きました。先月公表された「文部科学白書」でも「学校における働き方改革」の取り組みをさらに加速させるとしています。―これについて松田さんはどう思われるでしょうか。–「「給特法」です。これは学校の先生の給与にかかわる法律なんですが、学校の先生というのは業務を切り分けるのが非常に難しい部分もあります。例えば、保護者対応とか、本当に教えることに関係するのかしないのか、または、それはおまえの好きでやっているんだろうといわれるなど、曖昧な部分が多いんですね。そういった曖昧な部分も、しっかりと給与に組み込むために、45年くらい前に学校の先生には4%の調整給与をつけようという法律が通りました。先ほどの60時間くらいの業務がその4%に組み込まれています。それにあわせて「チーム学校」というカタチで、地域の方々であったり、そういった事務職をしっかりと担当してくれる職員さんを採用してチームとなって学校の先生を支えていく仕組みを作るというところは重要だと思います。」