不毛な会議はどうすればなくなるのでしょうか。「働き方改革だ」「ワークライフバランスだ」「長時間労働を是正しなければならない」「テレワークを導入したほうがいい」「育休をとろう」。会社はいろいろと現場に対して心がけや方針を示します。しかし肝心な経営陣、管理者たちが「会議漬け」としたなら、現場のモチベーションは上がらないのは明白です。人件費の高い人たちが、会議ばかりで生産性の悪い仕事をしていたら、現場はシラケてしまうのです。ソフトウェア開発の世界では「アジャイル」という言葉があります。アジャイル(agile)というのは、もともと「素早い」「機敏な」という意味で、入念に要件定義をし、設計開発するのではなく、素早く短期間でソフトウェア開発をするための総称なのです。顧客をも開発チームに入れて、一要件をすり合わせながらトライ&エラーを繰り返し、開発していくスタイルが「アジャイル」と言えます。先述した「ムダ会議」を減らすには、この「アジャイル」という発想、思考を、に取り込んでいくのがもっとも有効なのです。
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