UFSとは、スマホなどで採用されているフラッシュストレージの規格のことです。
規格上、組み込み向けのeUFSの他、microSDのような着脱可能なカードも策定されています。
今回は、今注目されているUFSについてご紹介していきます。
いったいどのようなものなのでしょうか。
○UFSってどんなもの?
UFSバージョン3.0では、M-PHY HS-Gear4を取り入れることによって、レーンあたりマックスで1.6Gbpsのデータレートを謳っています。
そしてこれまでのM-PHY HS-Gear3と比較して2倍の性能というのが魅力です。
2レーンのデータ転送サポートも継続されていて、この場合の最大データレートは、23.2Gbpsです。
この他、2.5V VCCの低消費電力、最新NAND技術のサポート、MIPI M-PHY v4.1およびMIPI UniProSM v1.8を使用したインターコネクトレイヤの形成、MIPI M-PHY v4.1のAdaptサポートと、MIPI UniPro v1.8で定義されているQoSサポートも利用しました。
通信チャネルの監視と、トレーニングによる信頼性の高いリンク通信のサポートも特徴です。
車の市場向けには、動作温度範囲が40~105℃まで拡張されています。