力レンダーアプリで予定を入力する際に面倒なのが、時差がある場合です。海外で行われる打ち合わせの予定をカレンダーに入力しておいて、現地でカレンダーを開いたら、カレンダー上での開始時間が大幅にずれてしまっていたという経験がある人もいるでしょ。実はiPhoneのカレンダーには、現在地に基づいて、自動でタイムゾーンを選択する機能が備わっているのです。一例を挙げると、スペインで10日の15時から打ち合わせがあった場合、そのまま日本時間で入力すると、現地では8時開始ということになってしまいます。スペインのように、日本との時差が7時間と大きい場合はいいのですが、中国などの時差が小さな国では、思わぬミスにつながることもあるのです。こんな裏技を書いていても、香港でカレンダーの時間どおりに予約したお店に行ったら、実際は1時間早かったという経験があります。本来は香港時間で21時だったのだが、日本時間で21時と入力しており、現地についたとき、カレンダーが20時になってしまったからです。レストランの予約だったからまだいいのですが、これが取材や打ち合わせの予定だったらと思うと、冷や汗が出てることでしょう。このようなミスを防ぐには、カレンダーのタイムゾーンを固定しておいて、すべてを日本時間で入力すればいいのです。「設定」の「カレンダー」にある「時間帯を指定」をタップし、「時間帯を指定」のボタンをオンにした後、固定したいタイムゾーンを選択するというのが、その手順です。日本での生活が中心なら、「東京、日本」か「大阪、日本」にしておけばいいでしょう。