ごく普通に手書きをすることができるのですが、ここまでは他のアプリとたいして変わりはありません。しかしこのアプリ、二本指でグリグリメモ用紙を動かしたり、左下にある四つの矢印ボタンで半画面ずつ画面がスクロールするのです。ですので、右手で書きながら、左手でスクロールさせていくといったことができます。もちろん、ノートの使用感を期待するわけではないので、文章量をそれほど書くわけではないですが、この多少余裕があるところがいいと思います。他の手書きメモ帳アプリは、多くがその画面内でしか手書きできなくて狭いのです。他のアプリでも縮小はできるのですが、わざわざピンチイン・ピンチアウトしなければならなくて、サクサク使える感じではありませんでした。しかし、このアプリはよく考えられていると思います。なぜかというと、画面スクロールできると、メモ全体を俯瞰したくなります。そのときは下の真ん中ボタンのフィットボタンをタップすると、一瞬で先ほど書いたメモ帳が小さくなります。このモードでタップすると、タップした場所が拡大されて元に戻るのです。これは便利ですよ。この倍率は3倍から5倍まで指定できるので、シャープの電子ノートのサイズと表示量は変わりません。