米Kodakは10月20日(現地時間)、1941年発売の銀塩カメラブランドを冠したAndroid端末「KODAK EKTRA」を発表しました。2100万画素/1300万画素のカメラを登載する“写真家のために設計した”スマートフォンということです。昨年1月に発表した「Kodak IM5」と同様に、製造はCatブランドの端末などを手掛ける英Bullitt Groupが製造します。オリジナルのEKTRAは、当時としては最先端の35ミリのレンジファインダーカメラでした(後に同じブランドで廉価版のポケットカメラも出しています)。KODAK EKTRAのメインカメラのレンズは銀塩カメラのようにやや出っ張っていて、背面はオリジナルのボディような黒い皮シボ加工風のテキスチャとなっていて、カメラのように横に構えた時に持ちやすいように、端末の背面下部がグリップ状になっているのが特徴です。独自のカメラアプリにはSLRスタイルのシーン選択ダイヤルを備えていて、HDR、ランドスケープ、ポートレート、スポーツ、夜景、パノラマ、ボケなどのモードを選択できるようになっています。往年の人気フィルム「Super 8」の名称を持つ動画アプリで4K動画も撮影できます。主なスペックは、OSはAndroid 6.0 MarshmallowでプロセッサはHelio X-20(10コア)、RAMは3GB、ストレージは32GBでmicroSDスロットを備える。バッテリーは3000mAh。ディスプレイは5型(1920×1080)で、ポートはUSB Type-C、3.5ミリのオーディオジャックも備えています。価格は449ポンド(約5万8000円)で、年内に欧州で発売の予定となっています。