au スマホは春商戦を「ミッドレンジのスマートフォン」と「学割」で戦うということです。特に学割は、最大で780GBものデータ増量を得られるという大盤振る舞いの内容となっています。端末と学割、2つの側面から、auの発表を振り返っていきましょう。KDDIは、1月12日に春商戦に向けた発表会を開催しました。ここでは、春モデル4機種と学割の施策が発表されているのです。春商戦は、1年で最も携帯電話の契約件数が伸びる、いわば天王山です。auの新商品、新キャンペーンも、この激戦のために投入されたものです。1年の計は元旦にありといいますが、こと携帯電話に関しては、それが春商戦といえるのかもしれません。この発表からは、春商戦やそれ以降のトレンドになりそうな傾向を読み解くことができます。1つが、端末ラインアップのミッドレンジ化です。そして、もう1つが、増え続けるデータ通信需要と、それに応える学割の存在なのです。前者に関しては他社もミッドレンジモデルを発表済みですが、KDDIが春モデルの中でオリジナルブランドの「Qua Phone」を戦略商品に据えたことで、その傾向がさらに明確になったのです。いずれにして今年のトレンドはミッドレンジですね。